こんにちは、Akiです。
通訳ガイドとして、日本を紹介するために、私が興味を持って読んだ本を紹介しています。
Twitterでもときどき、私が持っている本、読んだ本について発信しています。
その中から記事にまとめていきたいと思います。
今回は、新書の英語学習本についてです。
目次
「英語の読み方-ニュース、SNSから小説まで」 (中公新書) 北村一真
★★★★☆
ある程度の英語力を持つ読者に、独学で英語を学習する上での指針を与えてくれる本です。
世の中のさまざまな英語メディア(英字新聞、雑誌、SNSやYouTubeなどのインターネット)を使って、独学で英語力を高めるためには「読む力を身につけること」が重要である、との筆者の考えに共感しました。
その英語を読む力(読解力)にフォーカスし、どのようにその力を高めていくべきかを解説しています。
英文を読むための前提条件には、「文法の理解」、「広い意味での語彙力」「英文の内容に関する背景知識」があるとして、その解説と学習のための参考書や、ネットの情報などが具体的に紹介されていることが参考になります。
後半は、各種英文例の読み解き方が説明されていますが、新書という紙幅の制限からか、解説はポイントに限定されがちです。ある程度の英語力(筆者のいう大学受験レベル)がないと、理解が難しいところもあります。
「英文法再入門-10のハードルの飛び越え方 」(中公新書) 澤井康佑
★★★★☆
日本人の英語学習の根幹である英文法について、理解すべき重要な部分を、新書という限られたページ数に凝縮して解説した本です。
「再入門」のタイトル通り、著者が整理・分類した英文法のエッセンスが、学習を進めるための取り掛かりを与えてくれます。
本書の最後で、本書を再読することや、英語の学習を進めるにあたっての推薦図書も紹介されており、英語教育に対する著者の誠意が感じられる。
英文法の知識をリフレッシュするのにも適した本です。
「英語の品格 」(インターナショナル新書) ロッシェル・カップ、大野和基
★★★★☆
通訳ガイドとしてお客様と対面するときは、第一印象がとても大事です。
私はつい会話の中で、pleaseを連発してしまいがちなので、失礼のない表現を学びたくて手に取った本です。
日常や仕事で使える、丁寧、婉曲、上品な表現例が解説されていて、言葉遣いへの意識を高めてくれます。
「ネイティブに英語がお上手ですねとほめられている間はまだまだ」という言葉が沁みました。